ナノグラフェンで生み出す量子コンピュータ
有機物にはまだ知られていない様々な機能が現れる可能性があります。ナノグラフェンと呼ばれる芳香族分子では、炭素原子の繋がりを設計することで、量子コンピュータを作る部品になってくれる興味深い特性が現れます。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の森下直樹研究員と当研究室の共同研究によると、適切に水素化
有機物にはまだ知られていない様々な機能が現れる可能性があります。ナノグラフェンと呼ばれる芳香族分子では、炭素原子の繋がりを設計することで、量子コンピュータを作る部品になってくれる興味深い特性が現れます。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の森下直樹研究員と当研究室の共同研究によると、適切に水素化
2次元物質の代表であるグラフェンには、ディラックが発見した相対論的粒子が従う運動法則を、実験室系において検証できる舞台としての物理的価値があります。このグラフェンの幾何学的性質が量子力学的粒子である電子の現れ方こそが、トポロジカル量子効果として世界的に注目を浴びています。私達は、この
マテリアルズインフォマティクス(MI)は、物質機能の設計を、数理物理学と計算科学の技術を、インフォマティクスが与える逆問題の解法、機械学習、進化的アルゴリズムなどを縦横に用いて実現していく研究・開発方法を提供します。この研究方法で人工的に設計された物質からは、これまで不可能とされた物質機能を
私達の研究グループでは、層状になった銅酸化物が超伝導発現の鍵を握っている銅酸化物高温超伝導でも、未知の物質相を探索する研究を行っています。MI的と言える方法で、カギとなる物質パラメータを抽出すると、強相関効果のパラメータが転移温度と良い相関を示すことが分かります。物性物理学の知識を組
磁石の性質を利用して、今までに作れなかった機能を物質に持たせることや、応用を考えることができます。私達は、グラフェン自体が磁石の性質をもつことを調べてきました。一種のトポロジカル量子効果から、グラフェンという磁石ではない物質に磁石の性質を持たせる設計が出来ます。磁石とグラフェンを組み